Entr’acteアントラクト

Type of Project :
Interior / 内装設計

Category :
Restaurant / 飲食店

Location :
Japan / 日本

Area :
99.8㎡ / 99.8平米

Use:
French / フレンチ

Location:
Osaka, Japan / 大阪府大阪市中央区東心斎橋

Date:
Nov. 2014 / 2014年 11月

Client:
Toyobeverage Inc. / 東洋ベバレッジ株式会社

Design:
REIICHI IKEDA DESIGN / 池田励一デザイン

Collaboration:
TORENTA co.,ltd / トレンタ

Lighting:
ModuleX / モデュレックス

Photographer:
Yoshiro Masuda / 増田 好郎

日常の中で、大抵のことを知識として知ることが可能ですが、自分の行動範囲から外れる物事を“経験する”ということは極めて限られてきます。グラスに注がれたワインは、ワイナリーによって製造されていく風景を頭の中で知識として蓄積しているものの、経験出来るのはテーブルの上で起こることだけなのです。つまり、概念としては親しく細部まで理解できても、自分の触覚、味覚、臭覚、聴覚を通していない情報は、経験として蓄積されないのです。視界に広がるマテリアル(BRESS)は、ゆるやかに腐食酸化が進むようなクリアコーティングを施し、ゆっくりと時間をかけて成長(変化)していくようなものにしました。また、ワインの本質である、完成ではなく成熟に向かう表情を意識しながらも、知識だけでは得ることのできない、経験できる空間を目指すことが重要だと考えました。“完成しない=結論がでない”ということが、一つの楽しみでもあります。
日常の中で、大抵のことを知識として知ることが可能ですが、自分の行動範囲から外れる物事を“経験する”ということは極めて限られてきます。グラスに注がれたワインは、ワイナリーによって製造されていく風景を頭の中で知識として蓄積しているものの、経験出来るのはテーブルの上で起こることだけなのです。つまり、概念としては親しく細部まで理解できても、自分の触覚、味覚、臭覚、聴覚を通していない情報は、経験として蓄積されないのです。視界に広がるマテリアル(BRESS)は、ゆるやかに腐食酸化が進むようなクリアコーティングを施し、ゆっくりと時間をかけて成長(変化)していくようなものにしました。また、ワインの本質である、完成ではなく成熟に向かう表情を意識しながらも、知識だけでは得ることのできない、経験できる空間を目指すことが重要だと考えました。“完成しない=結論がでない”ということが、一つの楽しみでもあります。